ルール(Round 2-2)
Opening Phase Round2-2でのネットワークのルールを説明します。
設定情報
Emethクライアントに設定する設定情報は以下の通りです。
EmethCoreコントラクト
(emethConttactAddress).
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0xB87FF4025D9782b1FBd541a1F649b4FB48BD9871 |
EMTトークンコントラクト
(tokenContractAddress)
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0x691af7264535675636994d7C29c20834B27ec768 |
Storage API
(storageApi)
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ec2-13-208-214-161.ap-northeast-3.compute.amazonaws.com |
RPCエンドポイント
(endpoint)
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ネットワーク情報
Emethネットワークの設定情報です。
Verifier fee |
10 EMT / JOB |
Verify成功時にJOBの持つTransaction Feeから、失敗時にはノードのDepositから徴収されます |
Deposit係数 |
1 EMT / Power Capacity |
ノードのattachに必要なDeposit量は、PowerCapacityに応じて決まります。 |
JOBの割当
Emeth Coreコントラクトにattachされたノードには、ネットワークからJOBがアサインされます。 JOBとは、ユーザによってネットワークに投入された計算依頼のことです。 本来はモデル計算を行いたいユーザからのJOBがネットワークに流れるものですが、Opening Phaseでは まだ十分な依頼者がいないため、予め用意されたリクエスターBOTにが常時JOBを投入します。
Round 2で投入されるJOBは、サイズ・データセットのバリエーションがRound 1に比べて増えました。 そのため、1つのJOBあたりの処理にかかる時間は、同じノードでも一定ではありません。
最大で、各ノードに接続しているworkerの数と同じ数のJOBが同時に割当てられます。
計算結果の検査
ノードがJOBを引き受けると、GPUを用いた計算処理が始まります。 計算にかかる時間はマシンスペックとconfigのパラメータによって変わります。
【参考】GeFource RTX 3080 (GPU Memory 10GB)、batchsize=3, epoch=2の場合で100MBサイズのデータセットに対して1JOBあたり約6時間程度
計算が完了すると、ノードはネットワークに結果をsubmitします。 ネットワークに常駐するVerifierによって計算結果プロセスの検査が行われ、十分な計算がなされたかどうか判定されます。 Round2-2では、epoch >= 2 で計算が完了した場合に検査をパスします。
検査をパスするとJOBは完了となり、リワードを獲得するためのシェアを得ます。 検査をパスできない場合、シェアは得られません。
1日あたりの処理上限
Opening Phaseではまだネットワーク参加者が少ないため、報酬トークンの極端な偏りを防ぐ措置として 1ノード辺りの獲得できるシェアに上限を設けています。
100MBデータセットのJOBで換算すると1日あたり約16個ですが、JOBの大きさによって処理完了時のシェアの獲得量が異なります。 日が変わるとシェアの計算はリセットされます。1日の起点はUTC 0:00です。